ただ春の夢のごとし
子育ては「ただ春の夢のごとし」と感じるようになった9-1母さんの日記。 反抗期でもおっとり系のタイニー、てんかんかもしれないイーヤンの話を中心に、日々考えたことを記しています。
カテゴリー「東日本大震災」の記事一覧
- 2024.05.07 [PR]
- 2011.09.07 大槌町へ2
- 2011.08.26 大槌町へ1
- 2011.06.21 東大の先生も言わなくなった
- 2011.05.02 放射線に関する教育
- 2011.04.19 無力な私にできること
大槌町へ2
二宮金次郎さんに手を合わせてから小学校の隣にある仮設町役場に行ってみた。ボランティアや交通の情報などがわかるかと思ったからだ。役場の周囲の空き地は、期日前投票をする人の車がいっぱい。少し様子を見ていたが、私のような外部の者が手を煩わせるのは悪いような気がしたので、また周辺を歩いてみることにした。
私が待ち合わせをしているのは、イーヤンの小学校の校長先生と先生。先生達は宿泊先の新花巻から釜石に出て、そこからバスでここまで来る予定だ。待ち合わせの目印となるようなものもなかったので、仮設町役場近くのバス停で待つことにして、その連絡をいれた。
さらに歩き続けてみることにした。
移動郵便局なる車が置いてあった。新潟県警と書いてあるパトカー、三鷹と書いてあるオレンジのタクシーなどが走っていた。
残っている建物には、ときどき「3Q」とか「感謝」とか大きく書いた布が貼ってあったり絵が描いてあったりした。全国からの支援は間違いなく届いていた。すごくうれしかった。
私が待ち合わせをしているのは、イーヤンの小学校の校長先生と先生。先生達は宿泊先の新花巻から釜石に出て、そこからバスでここまで来る予定だ。待ち合わせの目印となるようなものもなかったので、仮設町役場近くのバス停で待つことにして、その連絡をいれた。
さらに歩き続けてみることにした。
移動郵便局なる車が置いてあった。新潟県警と書いてあるパトカー、三鷹と書いてあるオレンジのタクシーなどが走っていた。
残っている建物には、ときどき「3Q」とか「感謝」とか大きく書いた布が貼ってあったり絵が描いてあったりした。全国からの支援は間違いなく届いていた。すごくうれしかった。
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大槌町へ1
バスの中で眠っている間に夜が明けていた。今どのへんなんだろう。。。?
寝ぼけ眼で窓の外を見た。まだ山の中を走っているようで、時々トンネルで真っ暗になる。
いくつかのトンネルを抜けた瞬間、窓がなく壁と屋根だけになったマンション、土台だけになった家、がれきの山と化した車の山、、、。
海なんか全然見えてない山の中のような場所なのに。
しばらくして釜石到着のアナウンスがあった。混雑していた車内は、熟睡している間に半分ぐらいまで減っていたが、釜石では私以外の全員が降りた。
以外にも(?)大槌町まで行くのは私一人だった。バス内のカーテンを開けると、がれきや破壊されたマンションが次々に目の前を通りすぎ、あるトンネルを抜けたら終点大槌町のローソン前に到着した。
寝ぼけ眼で窓の外を見た。まだ山の中を走っているようで、時々トンネルで真っ暗になる。
いくつかのトンネルを抜けた瞬間、窓がなく壁と屋根だけになったマンション、土台だけになった家、がれきの山と化した車の山、、、。
海なんか全然見えてない山の中のような場所なのに。
しばらくして釜石到着のアナウンスがあった。混雑していた車内は、熟睡している間に半分ぐらいまで減っていたが、釜石では私以外の全員が降りた。
以外にも(?)大槌町まで行くのは私一人だった。バス内のカーテンを開けると、がれきや破壊されたマンションが次々に目の前を通りすぎ、あるトンネルを抜けたら終点大槌町のローソン前に到着した。
東大の先生も言わなくなった
東大の教員有志のHPが興味深い。
https://sites.google.com/site/utokyoradiation/
放射線に関して「人体に影響を与えるレベルではなく、健康にはなんら問題はない」というこれまでに使われていた表現がいつのまにか東大のHPから削除された、とのことだ。
震災以来、多くの放射線研究者がTVなどでいろいろなことを語っている。私がよく見ているNHKでは、なぜか出演するのは東大の先生ばかり。京大や東工大の先生はほとんど見なかった。不思議だなーと思いつつやり過ごしていた。NHKに出演したほとんどの先生に共通していたのが、「直ちに健康への影響はない」という表現。
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放射線に関して「人体に影響を与えるレベルではなく、健康にはなんら問題はない」というこれまでに使われていた表現がいつのまにか東大のHPから削除された、とのことだ。
震災以来、多くの放射線研究者がTVなどでいろいろなことを語っている。私がよく見ているNHKでは、なぜか出演するのは東大の先生ばかり。京大や東工大の先生はほとんど見なかった。不思議だなーと思いつつやり過ごしていた。NHKに出演したほとんどの先生に共通していたのが、「直ちに健康への影響はない」という表現。
放射線に関する教育
原発事故のニュースにみんな食傷気味ではあるが、それとは反比例するように、本当に困っている人達が増えているように思う。
社会的な影響は広がるばかり。今話題になっている風評被害や避難された方達への差別(放射線は移る病気ではないのに)だけでなく、放射性物質にどう対処していいかわからないが、何かしら行動しなければならない人、説明を求められている人達がいる。
私の友人に、乳幼児の母、保健士さん、幼稚園の経営者がいる。
原発事故で繊細な影響を受けるのは幼い子ども達。だから妊婦さんや乳幼児のお母さん、小中学生の親達は必死に情報を求めている。保健士さんをしている人は乳児検診の母親達から、幼稚園の経営者は園児の保護者達から、多くの説明を求められている。
社会的な影響は広がるばかり。今話題になっている風評被害や避難された方達への差別(放射線は移る病気ではないのに)だけでなく、放射性物質にどう対処していいかわからないが、何かしら行動しなければならない人、説明を求められている人達がいる。
私の友人に、乳幼児の母、保健士さん、幼稚園の経営者がいる。
原発事故で繊細な影響を受けるのは幼い子ども達。だから妊婦さんや乳幼児のお母さん、小中学生の親達は必死に情報を求めている。保健士さんをしている人は乳児検診の母親達から、幼稚園の経営者は園児の保護者達から、多くの説明を求められている。