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ただ春の夢のごとし

子育ては「ただ春の夢のごとし」と感じるようになった9-1母さんの日記。 反抗期でもおっとり系のタイニー、てんかんかもしれないイーヤンの話を中心に、日々考えたことを記しています。

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大槌町へ1

バスの中で眠っている間に夜が明けていた。今どのへんなんだろう。。。?
寝ぼけ眼で窓の外を見た。まだ山の中を走っているようで、時々トンネルで真っ暗になる。

いくつかのトンネルを抜けた瞬間、窓がなく壁と屋根だけになったマンション、土台だけになった家、がれきの山と化した車の山、、、。

海なんか全然見えてない山の中のような場所なのに。

しばらくして釜石到着のアナウンスがあった。混雑していた車内は、熟睡している間に半分ぐらいまで減っていたが、釜石では私以外の全員が降りた。

以外にも(?)大槌町まで行くのは私一人だった。バス内のカーテンを開けると、がれきや破壊されたマンションが次々に目の前を通りすぎ、あるトンネルを抜けたら終点大槌町のローソン前に到着した。

とりあえず、ローソンで朝食を調達しようと入ってみた。イートインコーナーがあり、おそばやうどんが食べられるらしい。コーヒーも飲めそうだ。助かった!重い荷物を置く事もできるし、顔も洗える。
かけそばとコーヒーの朝食を済ませ、これからどうしようか考えた。

待ち合わせの時間まで2時間ほどある。まずは、仮設町役場の近くまで行ってみよう。45号線をまっすぐ行けばいい。

ローソンを出ると、ちょうどバスが着いた場所に「苦しい事もあるだろさ、悲しい事もあるだろさ、だけど僕らは・・・くじけない」と書いてある旗がガードレールに貼ってあった。大槌町には「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなった島があり、一日一回この局が防災無線で流れるそうだ。

8月28日に行われる市長選の立候補者が3人も立っていて、手を振っていた。このローソンは今の大槌町の中心部なのだろうか。

ローソンの周囲はひまわりがたくさん植えてあった。茶色っぽい世界にひときわ目立つ黄色。このひまわりのように明るい町になってほしいと願わずにいられない。

大きなスーパーらしき建物があった。窓はなく建物の中はがらんどう。道路には「これより先、津波浸水想定区域」の標識。余震が続いているだけに怖い。地震が起きたら山の方に逃げなきゃ、と自分の頭の中で確認した。

小さな川を渡った。川にかかっている橋のてすりは外側にぐにゃっと曲がっていた。川を上からのぞくと水がとっても澄んでいてきれい。

45号線を北上していると、左側には小さな山が近くに見える。右側は海のはずだが海沿いの道というわけではない。右側に見えたのは、土台だけになった家の跡と数百メートルごとにあるがれきの山と、がれきの分別作業をしているらしき作業車。

左側に神社のとりいが見えてきた。小槌神社というらしい。2本の鳥居も建物も無事に残っていたこの小さな神社でお参りをした。

左側に白い大きな建物が見えてきた。旧大槌小学校だ。今回ここに来た目的は、大槌小の先生に会うことだ。大槌小学校は津波の次に起こった火災で焼けてしまった。その校舎が目の前にある。近くまで行ってみると、校舎入り口の二宮金次郎さんの銅像にお花が置いてあった。焼けているのは上の階だけのようで、校舎1階と2階は寄付金の申請場所として使われていた。

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