ただ春の夢のごとし

イーヤンの発作は年末から起きていない。それでも安心はできない。

1ヶ月後には3泊4日の自然教室が控えているので、早く寝る習慣をつけたいと思っているのだが、なかなかうまくいかない。

イーヤンは食事の時間が長くて、ほっておくと1時間以上もかけて夕食を食べている。たくさん食べるのではなく、おしゃべりしてるから。私も「早く食べなさい！」と言いながらもついつい一緒に話してしまうからよくない。

そうなると、食べ終わって8時半、ちょっとゆっくりして9時半と、あっという間に時間が経過。お風呂に入ったり歯磨きしてたら目標の10時就寝とはならないのだ。

イーヤンのために、もう少し私が時間のコントロールをしてあげた方がいいのかな。
おしゃべりしながらの夕食はとっても楽しいんだけど。。。

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6人の小学生が亡くなる、という痛ましい事故が起きた。
クレーンの運転手が運転開始3分後に居眠りし、登校中の小学生の列に突っ込んだ。亡くなった子ども達のご冥福をお祈りする。

事故が起きたときから、運転手はてんかんを持っている人なのではないかと思っていた。酒酔い運転ではなかったようだし、運転して3分で居眠りするというのは普通考えられないから。

今日になって、運転手は「昔から発作の持病があるが、薬を飲むのを忘れ、事故を起こした」と供述したらしい。

イーヤンのことを考える。大人になったらどうなるんだろう。今は小学生だから規則正しい生活をしやすい環境だ。はっきりと診断を下されたわけではないが、このまま発作のない状態が続き子どものうちに治ってしまえばいいのだけど。

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昨日、脳波の結果診断とともにM先生の診察があった。脳波の結果は異常なし。ただしよく眠れてない（睡眠時間7分）のできちんと測定できたと言えるかどうか？

私の方から先生に2つ質問をした。
1）チックとの関連性があるか？
→チックとは関係ない。チックは不安な気持ちが行動に出るのであって、脳の病気ではないとのこと。

２）イーヤンには意識障害があったといえるのか？
→年末のイーヤンの行動は意識障害といえる。意識障害には気を失うような重い症状から訳のわからないことをしゃべるなどの軽い症状まであり、イーヤンの場合は軽めの意識障害である。なので、てんかんの分類にあてはめれば、「複雑部分発作」である。

次回は夏休みに脳波を取り、診察日を予約することになった。イーヤンにこのまま何事も起こらなくても、3年間は学校の休みの時に脳波と診察を続けることになる。

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明日、イーヤンが2回目の脳波を取る。

年末に2回起きたイーヤンの発作は、その後起きていない。
地震以降、話題や考えることはそればかりになってしまったが、私の頭の隅には常にてんかんのことがある。

イーヤンのサッカーチームの春休みの合宿。まだ余震が続いていただけに、参加するかどうかを聞かれてとても迷った。

また年末の合宿のように発作が起きたらどうしよう。
発作が起きた時に停電だったりしらどうしよう。

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右半身に指令を出す左脳は言語も司るといわれる。だから、左脳がショートしてしまった場合、言葉が出なくなったり訳のわからないことを言ったりするそうだ。

イーヤンの最初の発作の時、急に訳のわからない言葉をしゃべった。右手が動かなくなったこと、言葉がおかしくなったことの両方を考えると、やっぱりてんかんの発作だったのではないかな。

イーヤンは2回の発作の後、何事もなく毎日を過ごしている。先生に言われた通り、睡眠時間が十分に取れるように注意はしているが。。。

春休みにはサッカー合宿、6月には学校の自然教室で3泊4日の予定がある。無事に行って帰って来れることを願う。

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