ただ春の夢のごとし

3月中に終わるはずだったこの講座、震災の影響で延期になっていて、今日修了した。今日は授業が早めに終わり、最後に手作りの「修了証書」をもらった。小学生向け算数といっても難しくて解けない問題もあった。解きたくても解けない、半分くらいは解けそうなのに解けないもどかしさも感じた。ずいぶん固まってる私の頭。。。

けれど授業は毎回楽しく、伊藤先生からは、算数の教え方だけではなくいろいろな事を教えていただいた。

なかでも初回に教わったJ.S.Brunnerの理論が印象的。
これは、算数だけではなく何にでも応用できるのではないだろうか。

「いかなる知識領域も次の3つの方法で示すことができる」
1. enactive representation
難易度低：図で示しても解らない子に数図ブロックやカップに入れた水等を実際に使って説明する。
2. iconic representation
難易度中：言葉で説明しても解らない子に図や絵を示して説明する。
3. symbolic repreentation
難易度高：記号的表現、言語的表現で説明する。

そして、最後の授業で「教える相手の状況を的確につかむことが大事。しかしそれを見抜くのは難しい」と言われた。確かに状況をつかめなければ、上記のどのレベルで教えていいのかもわからない。

また、伊藤先生は現代の算数、数学の教え方は系統だっていることを何度も説明した。先生の教え方も同じように最初から最後まで系統だっていたと思う。とにかく学ぶことは楽しい！と感じた1年間だった。

私は授業の最後に先生がおっしゃったことを忘れずに実践していきたい。

「本質を見抜く力をつけてほしい」

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