ただ春の夢のごとし

地震、津波、原発事故と、それに続く余震や停電や品物不足から、このところ気が休まることがなかった。

今日は、未だに物資が不足しているという志津川に、ささやかながら救援物資を送った。タイニーとイーヤンに手伝ってもらって、近くの佐川急便へ大きな段ボールを持っていった。

外に出てふと気がついたのだが、家族で歩いている人達が多いように思えた。確かにこの一週間、のんきな私でさえ、常に家族がどこにいるか、突然停電になっても連絡が取れる場所にいるか、気になっていた。子ども達の部活やイベントがなくなったため、久しぶりに家族全員で過ごす家庭も多いのかもしれない。東北地方の惨状をテレビで見て、家族が無事にいられることを無意識にでも幸せに感じている人も多いと思う。

この災害の被害はとてつもなく大きいし、原発の成り行きもまだまだわからない。
でも、今回のことは、家族の絆を見直したり、エネルギーを浪費していたことに気がついたり、原子力発電に頼ることの是非について考えたりするきっかけとなったような気がする。

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夕方になって、今日の夜から大規模停電になりそうだと知った。
「今頃なんなのー」と思いながら、夕食を早めに作り、キャンドル、懐中電灯、ラジオを用意。停電になるとマンションの給水設備が停まるため、早めにお風呂に入り、トイレ用にその水を溜めておくことにした。

タイニーの友達がパンを届けてくれて、玄関のドアを開けたら、近くの大通りをサイレンを鳴らした車が走っていた。市や隣の区の放送が大規模停電を知らせていた。何事が起こったのかと思うくらい、騒然としていて怖かった。

ドアを閉めて自分を落ち着かせる。停電なんて平気！いつもの行動をしよう。

原発も心配だが、たまには息抜きしなければ。TVで仮装大賞を見た。久しぶりにニュース以外の番組を見た。ほのぼのしていて感動できて、こんな番組はいい！

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今日は朝から事故を目撃！営業中のガソリンスタンドに見とれて運転していた車が、右折中してから中央分離帯に乗り上げた。「ガチャン」とすごい音がして停まった。
地震やそれに続く余震、原発事故などの連続でナーバスになっているせいか叫んでしまったが、しばらくすると、車をバックさせて元に戻った。

昼休みにスーパーに行ったら、すごい混雑。自転車を停めるのも大変。けど金曜日の地震以来初めてパンを買えてうれしかった。棚に物がないと自分も買わなきゃ、という気になるが自分を落ち着かせる。

午後職場が停電になった。PCが使えず、部屋が暗く、仕事にならない。外に出ると信号が消えていて、車に注意しながら自転車をこいだ。ここでも自分を落ち着かせた。

精神的にも体力的にも少しずつ疲れがたまっている。みんな同じだと思う。もちろん被災された方の心労は桁違いだ。原発の動向が気になるところだが、せめて被災地から遠く済んでいる私達は少しずつ元気回復していきたい。

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我が家の朝食はパンが主食。けど、このところどのパン屋さんに行っても一つも残っていない。いったい何があったんだろう？

昨日はお風呂のふたを買いにホームセンターに行ったけど閉店していた。計画停電のせいか？

今日は近所のドラッグストアに、開店1時間前から長蛇の列ができていた。みんな何を買いに行っているのか？興味津々だが一緒に並ぶ気もない。

昨日も今日も近所のGSには「ガソリン売り切れ」の張り紙。なぜそんなにガソリンを入れないといけないんだろう？遠くに逃げるため？

地震以来、いろいろな物が売り切れていたり、店の周囲がやたら混んでいたりしているのだが、なぜそうなっているのか理解できない私。

パンを買えないなら作るしかないかな。。。今週末はチャレンジしてみよう

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なんて優柔不断なんだ！東京電力！！

鉄道各線を初めとする全ての企業も一般の人たちも、この非常時に行われる計画停電に一致団結して取り組もうとしていたはずなのに。結局１日目の停電は全く行われなかった。需要が供給を下回ったから、という理由らしい。

今日の需要が下回ったのは、電車が動かず、お店が閉店し、学校が休みになり、全てのイベントはキャンセル、、など通常の生活をしなかったせいではないのか？それなのに夕方まで停電はなく、ほとんど少ない停電対象の中には千葉や茨城の避難所が入っていた！いったい何のために仕事を休まなければならなかったのか。誰のための停電なのか。

みんなそれなりに覚悟を決めていたのだから、都市部でも計画停電を計画通り実行して今日の分の電力を貯めておくことはできなかったのだろうか？電力が余ってるからやらない、足りないからやるっていうのは無計画停電ではないのか？

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